Cloudstack⑧仮想ルーターが出来ない(後編)
テンプレの登録をします。
ここでワードプレスのお引越しもとである環境にあるテンプレを使うことに。
方法は以下の通り。
ダウンロードしたいテンプレを探します。
クラウドスタックのUI⇒テンプレート⇒ダウンロードしたいもの(今回はCentOS6.4)
この後にアドレスが出てくるので、アドレスをコピー。ダウンロードしたい環境で、テンプレートの登録をします。
URLのところにさきほどコピーしたアドレスをはり、名前を入力。
ダウンロードをスタートさせ、タスクが完了したら、
# service management-server restart
テンプレがきちんと動いているかを確認
ところが・・・
↓
どうしてなのか調べてみた
・現象
デフォルトテンプレートのGUI(KVM)が表示されるが、
ダウンロードが完了しない。
準備完了 No
状態
・原因
SecondaryStorageVMから、download.
ネットワークおよびDNS設定が正しく設定されていない
まだネットワークが直っていなかったのですね。ここで、エージェントログを見ます。
# cd /var/log/cloud
tail -n 150 agent.log
cloudbr1が見つからずにいることがわかったのでもう一度設定しなおします。
SSVMが通信できていないのもこれが原因と思われます。
なぜか分かりませんがUIからの設定ができなかったので、表と裏の両方を使っていることになっています。セカンダリストレージが表のアドレスで作れなかったので。
イメージはこんな感じ:)
ホスト側、管理サーバーがわの両方から設定を行う
# cd /etc/sysconfig/network-scripts
# vi ifcfg-eth0
・
・
・
①ホスト側
DEVICE="eth0"
BOOTPROTO=none
HWADDR=00:00:00:00:00:01
#NM_CONTROLLED="yes"
ONBOOT=yes
TYPE="Ethernet"
IPV6INIT=no
IPV6_AUTOCONF=no
IPADDR=1.1.1.1
BRIDGE=cloudbr1
NETMASK=255.255.255.0
(2)eth1
DEVICE="eth1"
BOOTPROTO=none
HWADDR=00:00:00:00:00:02
ONBOOT=yes
TYPE="Ethernet"
IPV6INIT=no
IPV6_AUTOCONF=no
IPADDR=1.1.1.2
BRIDGE=cloudbr1
NETMASK=255.255.255.0
(3)cloudbr0
DEVICE="cloudbr0"
BOOTPROTO=none
ONBOOT=yes
TYPE="Bridge"
IPADDR=1.1.1.1
NETMASK=255.255.255.0
GATEWAY=*.*.*.*
DNA1=*.*.*.*
IPV6INIT=no
IPV6_AUTOCONF=no
DELAY=5
STP=yes
(4)cloudbr1
DEVICE="cloudbr1"
BOOTPROTO=none
ONBOOT=yes
TYPE="Bridge"
IPADDR=1.1.1.2
NETMASK=255.255.255.0
GATEWAY=*.*.*.*
DNA1=*.*.*.*
IPV6INIT=no
IPV6_AUTOCONF=no
DELAY=5
STP=yes
# service network restart
②ホスト側
(1)eth0
DEVICE="eth0"
BOOTPROTO=none
HWADDR=00:00:00:00:00:03
ONBOOT=yes
TYPE="Ethernet"
IPV6INIT=no
IPV6_AUTOCONF=no
IPADDR=0.0.0.1
BRIDGE=cloudbr1
NETMASK=255.255.255.0
(2)eth1
DEVICE="eth0"
BOOTPROTO=none
HWADDR=00:00:00:00:00:04
ONBOOT=yes
TYPE="Ethernet"
IPV6INIT=no
IPV6_AUTOCONF=no
IPADDR=0.0.0.2
BRIDGE=cloudbr1
NETMASK=255.255.255.0
# service network restart
じつは最初に、管理サーバーのMACアドレスを間違えてホストサーバーのもので登録してしまいました。
管理サーバーでservice network restartをしたら、失敗してしまったのでそこで気づいて直したのですが、あろうことか直したものが間違っていました。自分のメモを見て、0(ゼロ)と0を見間違えているような気がしてきました・・・ そうして環境に入れなくなってしまったのです・・・
けれどもなぜでしょうか。今までも間違ったものを設定していたわけですし、環境に入れなくなるほどの間違いだとは思えません。
(クラウドスタックのネットワークをまだきちんと理解していないのでそう思ってしまう。)
分からないのであとで聞いてみます!
以上の作業によって、クラウドスタックのネットワークがきちんと動くようになります。(おそらく)
SSVMがセカンダリストレージにテンプレやイメージをとりにいって、
システムVMが動くようになり、プライマリストレージにも書き込みにいけるようになります!
これでインスタンスを作る準備が整いました:)
参考
https://groups.google.com/forum/#!topic/cloudstack-ja/46h7-0EgCwE
http://www.slideshare.net/interto/1cloudstack